2023年3月につるつるの湯下呂温泉みのり荘に宿泊してみました。
つるつるの湯みのり荘は、下呂温泉街を見下ろす高台に建てられた、昭和っぽい雰囲気が漂うホテルです。
みのり荘の基本情報・アクセス
名称 | つるつるの宿みのり荘 |
住所等 | 〒509-2206 岐阜県下呂市幸田1550 TEL:0576-25-3038 |
開業年 | 2001年買収にて取得(築年数は60年以上) |
客室数 | 32室 |
公式サイト | 公式ホームページ |
つるつるの宿みのり荘の最寄り駅はJR下呂駅です。
駅からの道のりは約500mとそれ程遠くもないのですが、道のりの半分くらいはキツイ坂道を登らなければならず、荷物を持って徒歩で行くのは大変です。
よほど体力に自信のある方以外はJR下呂駅からの無料送迎バスをお願いしましょう。
アクセスに関しては公式ホームページで具体的に案内されていますのでチェックして見て下さい。↓↓↓
つるつるの湯 下呂温泉【みのり荘】 (minoriso.co.jp)
車で訪れる場合の最寄りインターチェンジは中央自動車道の中津川ICから距離53km、約1時間で行くことができます。
到着~チェックイン
今回私は車で訪れたので、坂道もラクラク登って行くことができました。
しかし、ここは高台にあるので、雪が降ってしまうとチェーンやスタッドレスタイヤの準備をしていても、場合によっては行くことが困難になるかもしれません。
建物の目の前と、数十メートルのところに駐車場がありました。
今日は少し早めの到着だったので、建物の目の前の駐車場に駐車することができました。
私は午後2:40分くらいに到着したのですが、既に車の中で待機しているお客さんを見かけました。
そのお客さんは3時ちょっと前に中に呼ばれて案内されていましたので、早めに到着しても中には入れてもらえないようですね。
私もおとなしく車で待機して、3時ちょうどに2階のフロントに上がりました。
2階に上がると足湯らしきものがあったのですが、中に手をいれてみたら冷たかったです(笑)。
入り口で手の消毒をして中に入ります。
ロビーはそれなりの歴史を感じるような、昭和っぽい雰囲気です。
フロントは2人態勢で対応ができるようになっているのですが、3時に入って来るお客さんが複数いたので多少順番待ちがありました。
チェックインでは、ベテランスタッフの方が書面を見せながら丁寧な説明をして下さいました。
大浴場や食事場所の説明に加えて、今回宿泊する部屋への行き方等、私がよく宿泊する大手チェーンのビジネスホテルや外資系ホテルでは決して受けることのできない、かなり丁寧な日本的な対応です。
フロント横にアメニティが置いてあるので必要な物を取って、さっそくお部屋に向かいます。
ロビー階の奥にはお土産の売店もありました。
今回は2階のお部屋だったので、1階だけ上に上がれば階段でも行くことができるのではと思ったのですが、チェックイン時に対応して下さったスタッフの方が、「重いお荷物があるのでエレベーターを使った行き方をご案内します」と、道順を教えて下さったおかげで、迷うことなくお部屋にたどり着くことができました。
こちらの建物は6階建てで、1階はロビー、売店や囲炉裏端のお食事処、3階に大宴会場と和モダンレストラン、大浴場、5階に中浴場があり、客室は2階~6階になっているようです。
館内はかなり複雑な構造になっていて、かなり丁寧な説明が必要なことにも納得です。
階段も複数あり、ロビー階から2階の客室に行くにはエレベーターか階段で一度3階に上がって、そこから別の階段で1つ下りるしか方法が無いようです。
3階の経由地にはゲーム機が置いてありました。
電源が入っていなかったので、実際に遊べるのかどうかは不明です。
また階段を下りてここが2階の廊下です。
洋室ツインのお部屋
今回、私が宿泊したのは洋室ツインの203号室です。
客室のドアは予め開いていました。
ちょっと迷ったのですが、玄関に段差があるので靴を脱いで上がる仕様だと思われます。
左にくぼみがあって、そこにスリッパが置かれていました。
お部屋内部は中央にツインベッドが置かれており、余計なスペースがほとんどありません。
正直なところ、この部屋を見て一瞬気分が下がったのですが、つるつるの宿みのり荘の良さは別にあるので何の心配もいりません!
バス・トイレは付いていなかったのですが、洗面台はあったので助かりました。
部屋の隅にあった壁取り付け型の小型テーブルと椅子。
到着時はとてもお腹が空いている状態で、ちょうどお菓子とお茶セットが置いてあったので美味しくいただきました。
テレビはかなりコンパクトなタイプです。
バス・トイレ以外は最低限のものは置いてある感じですね。
写真左側の空調のスイッチがかなり旧型です。
換気扇もかなり旧型感が出ています。
窓の眺望は無しの安いプランですので、このブラインドを上げても何も見えません。
タオル掛け。
お部屋に関しては旅行気分を高めてくれるようなものではありませんが、前向きに考えれば、昭和の時代感がして、こういうのもたまにはいいかもしれません!
この後、お茶を飲みながら少し休憩して、大浴場に行くことにしました。
3階大浴場
つるつるの宿みのり荘には3階と5階に2つの浴場があるのですが、こちらの写真は一般の日帰り入浴も可能な3階の大浴場です。
脱衣所はコンパクトで、手前左側にロッカー、奥に洗面台があります。
お湯はかなり熱めで、浴槽はかなり深く、完全に座ってしまうと顔が水面に浸かる感じです。
眺めも良く、下呂温泉街も見学してたくさん歩いた疲れが吹き飛びました。とても良かったです!
その後部屋に戻りまた少し休憩しているうちにいつの間にか眠ってしまいました。
和モダンレストラン花梨での夕食
夕食おまかせミステリープランということで、当日までどんな食事内容になるのかわからない状態(ただし、飛騨牛は必ず食べられる)だったのですが、今回は特撰飛騨牛すき焼き会席でした!
こちらのレストランでは予めいくつかの料理がテーブルにセットされていて、今日は全ての席に料理がセットされていましたので満席だったのだと思います。
ただ、一番奥のカウンター席のようなところは使用されず、どうしようもない時は1人で来たお客さんはカウンター席になることもあるのかもしれません。
客室の印象から一旦は気分が下がった場面もあったのですが、温泉で気分が上がり、また夕食では更に気分が高まりました!
食前酒の梅酒。
前菜いろいろ。
お造り(イカ、はまち、サーモン)。
豚肉と里芋、ふきの煮物。
最初にセットされているもの以外の料理も後から運ばれて来ます。
お魚、天ぷら、茶碗蒸しも運ばれて来ました!
主役の特撰飛騨牛のすき焼き!
最初はそのままで、後からたまごを付けていただきました。
野菜入りのほうとう。
ご飯と漬物。
デザートのプリン。
格安プランなのに、何かの間違いではないのかと疑うくらい、味も量も素晴らしかったです!!
大満足だったのですが、もう少し料理に関する丁寧な説明と献立みたいなのが有ればより良かったと思いました。
本当にお腹いっぱいになってしまったので、また部屋に戻って少し横になりました。
5階中浴場
つるつるの宿みのり荘は建物の構造が複雑になっているので、たどり着くのに少し迷ってしまったのですが、こちらは5階にある中浴場の入り口です。
一般の日帰り利用ができないこちらの5階中浴場は、脱衣室も浴槽も3階の大浴場より狭くなっています。
温泉成分の表記は3階の大浴場と全く同じ表示がされているのですが、公式ホームページによれば3階の大浴場は放流一部循環式、5階の中浴場は源泉かけ流しという違いがあるようです。
また、訪れたお客さんの口コミ等を見てみると5階の中浴場の方が評判がいいようです。
浴場の中に入ると洗い場が4人分ありますが、社会的距離を保ちながら圧迫感無く入れるのは2人までという印象。
空間が狭く閉ざされた感があるのですが、こちらはそれほど深さはないので座ってゆっくり浸かることができ、源泉かけ流しというのも加わり、純粋に温泉のお湯を楽しむという意味ではこちらの方がいい感じです!
宿泊者専用なので、小さくてもやはり空いてますね。
最初他にお1人中にいらっしゃいましたが、私が入るとちょっとして出て行かれたのでしばらくは貸し切り状態で楽しむことができました。
美味しいお料理に、素晴らしい温泉に大満足です!
今日は少し昼寝をしてしまったのもあり、部屋に戻ってからいろいろ調べ物をしていたら夜遅くなってしまいました。
しかし、寝る前にもまた温泉に入って気持ちよくなり、ぐっすり眠ることができました。
和モダンレストラン花梨の朝食
朝食も、前日の夕食会場と同じ和モダンレストラン花梨でいただきます。
チェックイン時に朝食時間を決められるので、私は8時を選択しました。
会場に行くと、前日の夕食時と同じように予めいくつかの料理がテーブルにセットされていました。
席に着くとさっそくお料理が運ばれて来て、スタッフの方が左奥に置いてある朴葉味噌焼きを温めるために火を付けてくれました。
夕食と比較すると品数も量も控えめではありますが、どれもやっぱり美味しいです!
中でもこの朴葉味噌焼きはかなり味が濃くご飯が進みます。
朝食時も全てのテーブルに料理がセットされていたのですが、朝八時でもほとんどのお客さんはまだ朝食を取っていないようでした。
温泉も素晴らしいし、朝はわりとゆっくりされるお客さんが多いのかもしれません。
泊まってみた感想
源泉かけ流しの温泉に入れて、1泊2食付きでピッタリ10,000円という値段ということで、過度な期待は禁物という気持ちで、あまり期待せずに訪れたのですが、つるつるの宿みのり荘は期待以上の素晴らしい宿でした!!
お部屋はバス・トイレ無しの洋室ツインで、少し気分が下がってしまった場面もあったのですが、翌日の朝にはもう1泊したいという気持ちが芽生えました。
詳細な開業時期に関しては良くわからないのですが、宿泊時にスタッフの方に聞いてみたところ建物の築年数は60年以上だそうです。
(株)アルメリア・スパアンドリゾートが2001年頃にみのり荘を買収し営業をしているようです。
公式ホームページからの予約ではお部屋の眺望については選択ができないようなので、スタッフの方に聞いてみたのですが、予約時のご要望事項に眺望希望と入力すると、必ずではないにしても可能な限り対応してくれるそうです。
ここはいつか再訪したいですね。
次回は眺望有りの和室に是非泊まってみたいと思います!