2022年10月に訪れた民宿セイコウ荘の宿泊記ブログを書きました。
予約段階で情報収集されている方や、どんな宿なのか気になっている方がいらっしゃいましたら参考になると思いますので是非見てみて下さい。
お部屋、共用部、夕食・朝食等、写真多めでご紹介しています。
基本情報・アクセス
名称 | 民宿セイコウ荘 |
住所等 | 〒401-0511 山梨県南都留郡忍野村忍草173 TEL:0555-84-2393 |
開業年 | 不明(推定40年以上) |
客室数 | 5室 |
公式ホームページ | http://seikousou.jp/ |
今回私は車で訪れました。
民宿セイコウ荘は車で訪れる場合、中央自動車道の富士吉田線、河口湖インターチェンジから15分~20分程度で行くことができます。
電車・バスですとやや不便な場所になるかもしれませんが、アクセスに関してはホテルの公式ホームページで案内されていますので下のリンクからご確認下さい。
アクセス|【公式サイト】民宿 セイコウ荘 -山中湖・忍野村・忍野八海- (seikousou.jp)
到着~チェックイン
民宿セイコウ荘は普通にナビで検索すると出て来るのですが、一見普通の個人宅のようにも見えるので、看板をよく見ていないと見過ごしそうな感じです。
無事に看板を見つけて敷地内に入ると、アスファルトになった少し広いスペースがあり、車が何台か停められるようになっています。
公式ホームページによれば無料駐車場の収容台数は先着順で5台と記載されています。
左の建物と右の建物、どちらにもセイコウ荘の看板は出ていないので、どちらに入ればよいのかわからず、とりあえず左の建物に入ろうとしたところ、ドアには鍵がかかっていて中に入ることはできませんでした。
右側の建物にもセイコウ荘の看板は無く、個人の表札が出ています。
仕方ないので思い切ってインターホンを押してみたところ、すぐに女将さんが出て来てくれました。
内部に入るときちんと宿っぽい雰囲気になっており安心しました!
入り口を入ってすぐ左側。
入口を入って右側。
入口を入って正面。
ちょっとした置物とか、飾りがいろりろなところにディスプレイされています。
公式ホームページで案内されている通り、全体的に昔ながらの日本家屋を思わせる雰囲気の良い館内になっています。
玄関のスペースから右奥の部屋に案内され進んで行くと共用スペースがあるのですが、ここでチェックインの手続きをしました。
民宿セイコウ荘は他の一般的なホテルと違い、14:00からチェックインできるところが良いところです。
ただし、最終チェックインは19:00になるようですので遅い到着になりそうな場合は注意が必要です。
こちらのテーブルで、名前、住所、電話番号等の受付票の記入をしてから、いろいろ説明を受けました。
お客さんが少ないようで、念のため聞いてみたらなんと今日は私1人だけということでした!
こんな風情があってくつろげる空間を1人で使えるなんて贅沢ですね。
漫画やジャンプも置いてありましたのでお好きな方は退屈しないかもしれません。
まさか宿泊客に向けて生演奏なんて無いとは思いますが、ピアノも置かれていました。
部屋の鍵を受け取ってからちょっとの間見学させてもらいました。
お部屋は2階とのことで、階段を上がってお部屋に向かいます。
特に著しく老朽化している様子も無く、廊下の雰囲気もいい感じです。
お部屋の紹介
それではお部屋の中に入ります。
18畳というだけあってかなり広い空間に窓も多く昼間はかなり明るい印象です。
1で泊まるには広すぎますね!
後から気付いたのですが、コネクティングルームのようになっているみたいで、繁忙期は2部屋に分割して使用できるようです。
今回宿泊した部屋は角部屋なので特に窓が多いのかもしれません。
曇っていたのですが、左側の窓からは富士山の頂上付近が見えました!
晴れていたらかなり凄い景色だと思います。
何なのかはわかりませんが、すぐ隣には茅葺き屋根の建物が見えました。
右側の部屋の窓からは駐車場スペースが見えました。
のどかでいい景色です。
お部屋は凄く広いのですが、置いてあるものは少ないです。
押し入れには布団がたくさん入っていました。
最初は気付かなかったのですが、押し入れの右側の下に浴衣やタオル類、歯ブラシが入っていました。
最近ほとんど見なくなったこたつは懐かしいですね。
ボードの上にはティッシュボックスと消毒液。
下には冷蔵庫。最初は電源コードが差さっていませんでした。
18畳の部屋の端っこに置いてあったポツンと感が半端じゃないソニー製の22インチテレビ。
アラーム時計と延長電源コード。
壁掛けの小さい鏡とゴミ箱。
コンセントは割と多く、充電専用のUSBも設置されていました。
壁にはたくさんのハンガーが掛かっていました。
照明のリモコンとエアコンのリモコン。
お部屋に入ってちょっとすると女将さんがお茶を用意してくれました。
こちらで獲れたかぼちゃを使ったというあんこ入りのおまんじゅうとキットカット。
少しお腹がすいていたのでありがたくいただきました。とても美味しかったです。
その他共用部
民宿セイコウ荘は各お部屋にトイレ・お風呂が付いていませんので、共用になります。
建物自体はそれなりに古いと思われますが、きちんとリニューアルされているので内部はそれほど劣化していません。
ちゃんとウォシュレットも付いています。
共用の洗面所。
館内にはいたるところにコロナ対策の徹底をお願いするような張り紙がしてありました。
共用ですからお互い気を付けて、安心して気持ちよく利用できるようにしましょうということでしょう。
その他2階の廊下には電子レンジとウォーターサーバーも設置されていました。
お風呂
お風呂は1階にあり、入る時は「使用出来ます」を裏返して「使用中」にして入って下さいとのこと。
知らない人とお風呂で一緒になることがないようなシステムになっているようです。
脱衣所には籠と洗面台。
お風呂場はこんな感じになっていました。
洗い場の数からして定員は3名となっているようです。
お風呂のフタを取ると既に熱いお湯が溜まっていました。
浴槽はジェット機能が付いていて、その勢いがかなり強かったです。
浴槽サイズは一般家庭の2倍くらいだったと思います。
シャンプーやボディソープも置いてありました。
1人で入るにはかなりゆったりしていて、ゆっくりくつろぐことができました。
ちなみにこちらは温泉ではありません。
お食事
お食事はお部屋ではなく食堂でいただきます。
今回は一泊二食付きで予約していたのでチェックイン時に夕食の時間を事前に聞かれて、18時からお願いしました。
夕食時間は18:00~19:00の間で選択して下さいとのことでした。
18:00ぴったりに食堂に行くとすでにテーブル上に食事の準備がされていたのですが女将さんが見当たらなかったのでチャイムを押したらまたすぐに出てきてくれました。
夕食は結構なボリュームもあって豪華な感じです!
熱々の状態で後から持って来てもらったお吸い物。
中央に置かれていた存在感のある揚げ物はカキフライです。ホクホクでサクサクでした!
ニジマスのムニエルはバターが効いていて凄く美味しかったです。
まぐろのお刺身。
きゅうりとわかめの酢の物と湯豆腐。
料理名がわからないのですが、タコとブロッコリー。こんにゃくとごぼうとホタテ。
気になるこれの中身は。
湯気が出て来たので開いてみるとお肉でした。
玉ねぎやもやし、えのき等が添えられていて、焼き肉のタレを付けて美味しくいただきました。
デザートのブドウ。出て来た時はかなり凍っていたのですが、食事が終わって最後に食べる頃にはちょうどよく溶けてきてシャーベットのような感覚でいただくことができました。
ご飯やお茶、コーヒーは共用テーブルから自分で取って来るスタイルです。
ここでも消毒、ビニール手袋の着用と感染対策が徹底されていました。
夕食はどれも美味しくボリュームもあり大満足でした!!
続いて朝食もご紹介しておきます。
ご飯は夕食時と同じで自分で好きなだけよそって食べる方式です。
朝食付きのプランを予約される方も多いと思うのですが、こちらで一番目を引くのがフレンチトーストです。
ボリュームがあり最初見た時はこんなに食べられるかちょっと心配したのですが、控え目な甘さだったので全部美味しくいただくことができました。
シンプルな塩味のオムレツもまたボリュームがあり、ハムやサラダと一緒に美味しくいただくことができました。
テーブルにケチャップや醤油も用意されていましたのでお好みで付けて食べるといいと思います。
鮭の塩焼き。特に両端の方に脂が乗っていてご飯に合います。
料理名がわかりませんが、レンコンとナス。
これはさすがに食べきれずに残してしまったのですが、納豆と海苔も付いていました。
揚げ豆腐と漬物。
デザートはバナナ入りのヨーグルトでした。
朝食は色々な旅行サイトの口コミでボリュームが多いと評価が良かったのですが、まさにその通りでした!
泊まってみた感想
こちらの民宿セイコウ荘は公式ホームページはきちんと整えられているものの、ネット上に宿泊記的なブログも無く、少数ですが旅行サイトに載っている口コミだけを頼りに、最終的には自分で行ってみるしかない的な思いで予約をしました。
滞在中、女将さんと何度か話す機会があったのですが、昔は部活動の合宿などで団体も受け入れていたそうですが、今は1日3組程度の個人客のみを受け入れてひっそりと営業されているそうです。
基本的に外国人の受け入れもしていないらしく、体力的にも厳しいのか、積極的に顧客を拡大し営業して行こうという感じではなさそうに見えました。
しかし、これは個人で静かにゆっくり滞在したい方々にとってはありがたい方向性ではないかと感じました。
忍野八海への観光も、最寄りのお釜池まで私の足で徒歩5分と近く、特に観光客のいない朝はかなりおススメです。
忍野八海に朝早くから訪れることができたのは、周辺の宿に宿泊したからこそできることで、日中の混雑からは想像がつかない静かな忍野八海を堪能できました。
今回はこの民宿に宿泊している客が私1人だけという今まで体験したことがない状況だったのですが、満足な滞在になり、このブログをご覧いただいた皆様にも是非おススメしたいホテル(民宿)です!