2022年7月、今回のバリ島旅行でヒルトンバリに続いて滞在したコンラッドバリ滞在の様子をご紹介させていただきます。
実際にコンラッドバリに宿泊してみて、個人的に感じたこと等をブログに書いていますので、公式サイトや旅行サイトでは手に入らないユーザー目線での情報をお探しの方には参考になると思います。
また、ヒルトンオナーズ会員の特典や、ダイヤモンド会員のアップグレード状況等が気になる方にも見ていただけると幸いです。
コンラッド・バリの基本情報、アクセス
名称 | コンラッド・バリ |
住所 | Jalan Pratama 168, Tanjung Benoa, On the Coast of Nusa Dua, Bali 80363 TEL:+62 361 778788 |
開業 | 2004年 |
客室数 | 358室 |
公式サイト | 公式ホームページ |
今回はヒルトンバリからコンラッドバリまで現地タクシー会社のブルーバードタクシーを利用して移動しました。
ヒルトンバリからコンラッドバリまでの道のりは約6kmで、所要時間は15分程度、料金は44,700IDR(約410円)でした。
GrabやGojekが正式に利用できる地域なのかはわかりませんが検索するとちゃんと料金が出てきて、Grabだと75,000IDR(約690円)、Gojekだと53,000IDR(約490円)でした。
やっぱりGrabはちょっと高い気がしますね・・・。
ヒルトンバリが気になる方は、ヒルトンバリ滞在時の様子もブログの別記事で紹介しておりますので合わせてご覧いただければと思います。
到着~チェックイン
敷地内に入るにはやはりセキュリティゲートで車を金属探知機で検査し、同時に車内もドアを開けて確認していました。
敷地内に入ってからはすぐにフロントがある建物に到着します。ヒルトンバリではセキュリティゲートを通過してからホテル建物まで結構な距離があったのですが、コンラッドバリは本当にすぐでした。
タクシーを降りる時はホテルのスタッフがタクシーのドアを開けてくれましたが、建物内に入ってからは係りの人は誰も出て来ず、自分でチェックインカウンターを見つけてチェックインをお願いしました。
13:00頃に到着してしまったのですが、アーリーチェックインできるとのことだったのでウェルカムドリンクを飲みながらチェックイン手続きをさせていただきました。
対応してくれたのは若い女性スタッフだったのですが、途中で2回くらい片言の日本語が出てきました。何を言われたのかは忘れてしまったのですが、凄い!と思いました。
ちなみにヒルトンバリでは片言すら日本語を聞く機会がありませんでした。
チェックイン時にはダイヤモンド会員の特典として以下のような説明を受けました。
2つのレストランで無料で朝食がいただけるとのこと。「sukuスク」と「rinリン」。リンは日本食のレストランで入り口看板に「凛」と書かれていました。
それから15:00~17:00はアフタヌーンティー、17:00~19:00はイブニングカクテルのサービスが受けられるとのこと。場所はロビーラウンジにて。
更にレストランでの割引が25%割引。ただし、ルームサービスは除くと。
その他ホテルの案内はカードキーケースにQRコードがあるからそれで見て下さいとのこと。
チェックインの受付が終わると今度は別の担当者が部屋まで案内してくれました。
部屋まで案内してくれた若い男性スタッフも感じがよく、「どこから来ましたか?」とか、「バリは初めてですか?」とか、「何日滞在するんですか?」とか私でもわかる簡単な英語で話しかけてくれました。
ずいぶん敷地が広いホテルだと噂には聞いていたのですが、やっぱり部屋までけっこう歩きますね。
私が宿泊したのはNorth Wingという棟で、スイート棟を除けばロビーから一番遠い場所にある部屋のようです。
この日はヒルトンバリとコンラッドバリのホテル敷地内でしか歩いていないのですが、スマホで計った歩数がなんと10,000歩を越えました!ホテル敷地内の散策もしたのでいい運動になりましたね。
そしてようやく到着し、その後の部屋内部の案内は特にありませんでした。
しかし、こんなに遠くまで荷物を持って案内してもらったスタッフの方には感謝いたします。
ところで到着時に自分がヒルトン常習者だなと少し感じてしまった瞬間があったのですが、何か違和感を感じたのはヒルトンクリーンステイのステッカーが貼っていなかったから。
そう言えばロビー入り口で検温も無かったし、消毒液も設置されていなかった・・・。
デラックスオーシャンフロントのお部屋紹介
North Wingの2階にあるデラックスオーシャンフロントのお部屋です。
部屋内部に入ると入り口付近は床から天井までの黒い大きな扉が並んでおりシックな感じ。
このあたりはヒルトンとは格の違いを感じさせるところですね。
奥に進むと入り口の重々しい雰囲気とは変わり意外に明るい印象です。
左にはすぐキングサイズのベッドと枕が4つ置かれていました。
カーペットは何をイメージしたものなのかよくわかりませんが、海、砂浜、島々でしょうか?
ベッドの左右には引き出し付きのサイドテーブル。それぞれ電話機とBluetooth付のデジタル時計。更に日本から持って来てたコンセントがそのまま差し込める電源。USBも付いていました。
部屋の奥の方にはテーブルとソファが設置されていてくつろぐことができます。やっぱり51㎡の広さがあればある程度のゆとりがありますね。
高級感のあるテーブルの上にはウェルカムフルーツとメッセージカードが置いてありました。メッセージカードは手書きでした!
フルーツの色が鮮やかです。
左側のソファーはこれでもかと言うくらいの数のクッションが置かれていました。
座ると正面の反対側のソファーが見えますが、あちら側はやや地味な感じです。
ソファーから見たベッド側の様子。
こちらはクッションも薄く装飾も地味ですね。
座った景色はこちらの方が華やかに見えます。
ソファーから見た部屋側の様子。
ベッドの前に設置されているデラックスなサイドボード。
いろんな扉が開くようになっていますが、グラス類が入っている引き出し以外は全て空でした。照明も点灯しないし中身はデラックスではないですね。
上に置いてあった物。またもやコーヒーマシン無し・・・。
コンラッドモンキー。最初は栓抜きを持たされてました。
電気ケトルと消毒液。
Dilmalの紅茶とデカフェコーヒー。
瓶タイプの水。ここに2本とバスルームにも2本用意されていました。
先ほどの入り口の黒い扉のうち1つはバスルーム、もう2つはクローゼットでした。
バスルームもさすがコンラッド!ヒルトンよりも高級感があります。
浴槽も大きいです。
更にバスソルト付き。ポプリみたいのが混ざっていてほのかにいい香りがします。
鏡も大きく素敵な照明付きです。
洗面台は部分的にやや劣化あり。
アメニティ類は歯ブラシ、クシ、ヤスリ、シャワーキャップ、シューシャイン用の布切れ、それにシャンハイタンのバスソープ。
シャンハイタンのフェイスソープはまた別に置いてありました。
これはボディローション。BYREDO MOJAVE GOHSTと書いてありました。バイレードのモハーヴェゴーストシリーズ?調べたら有名な高級ブランドみたいですね。初めて見ました!
本体にEMBERTONとだけ書かれていたので調べてみたところ、ホテル業を対象にした電化製品を製造しているイギリスのメーカーのようです。
ドライヤーのことはわかりませんが、高級品には見えないし、ハイスペックでもなさそうですね。
シャワー室とトイレはそれぞれ扉で区切られていて使い勝手が良かったです。
レインシャワーは位置は固定されているのですが本体をひねると放水タイプが変化し、突き刺さるように強烈な水圧にもなりました。いままで使ったシャワーの中で一番強烈だったかもしれません。
ハンドシャワーはいかにも外国らしい柔らかい当たりの弱めの水圧でした。
シャワー室には先ほどのバイレードのモハーヴェゴースト。
トイレはシルエットが今時じゃない気がしますが、小型のハンドシャワーではなくダイヤル式手動のウォシュレットでした。
バスルーム内で非常に残念だったことが一つ、こちらのバスマットのくたびれ感が半端じゃなかったです。ホテル業じゃなくたって、さすがに廃棄するレベルですよね?と思ってしまうのは私だけでしょうか・・・。
ちなみにバスタオル、フェイスタオル、ハンドタオルはキレイでした。
バスルームとは逆側の黒い扉には派手な寝巻とアイロン台、スリッパが入っていました。
更に中を覗き込むとハンガーと傘、アイロンも置いてありました。
もう1つの扉はセキュリティボックスやランドリーサービスの案内等。
滞在中ランドリーサービスを1回利用したのですが、12枚までのパックで税サ込139,150IDR(約1280円)でした。
以上、部屋の内容としてはデラックスルームなので一番ベーシックな部屋と同じ仕様になりますが、コンラッドバリでは眺望により部屋のランク付けが行われているようです。
カーテンを開けると一気に明るくなります。
窓の開閉も可能で、オーシャンフロントと言うだけあって至近に海が見えます!
正面の景色。
右側の景色。
左側の景色。
バルコニーは残念ながら狭く、外に出てくつろぐことはできません。
ホテルステイ中にバルコニーでくつろぎたい場合、オーシャンフロントのデラックスルームは良くないですね。。
ホテル内を散策していると色々な部屋のバルコニーが目に入って来ますが、オーシャンビューかどうかに関わらず海側の方向を向いた部屋が狭いバルコニーになっているようです。
また、2階というのがこれまた一番のハズレ階だと思います。何故かと言うと、道を行く人々が近く部屋内にいても目が合ってしまって気まずいレベルだからです。
よって、カーテンを開けて部屋内で過ごすというのは人目が気になって落ち着かないので私にはできませんでした。
レストラン「凛」での朝食
私はスイート宿泊者ではありませんが、ダイヤモンド会員の特典でこちらの凛で朝食がいただけるとのことだったので、初日はこちらを利用してみました。
屋内と屋外の席があり、外が混雑していたため私は中で食べることにしました。凛は内外合わせても20テーブル前後くらいなので規模はかなり小さいです。
メインの卵料理等、いくつかのものはメニューの中から選んで注文する形式になっています。この日はエッグベネディクトを注文しました。席でオーダーするエッグベネディクトなんて贅沢な気分になります。
メニューはスクも共通みたいですね。凛で渡されたメニューにはスクと書いてありましたし、翌日からはスクを利用したのですが、スクでも結局全く同じメニューが出てきました。
それから追加でミックスグリーンサラダを注文しました。野菜は新鮮でみずみずしくとても美味しかったです。
ビュッフェコーナーには海苔巻きもありました。
ヨーグルトとフルーツコーナー。バリ島のホテルはどこに行ってもフルーツはスイカ、パパイヤ、メロン、パイナップルですね。。
ミーゴレンやナシゴレン、カレー等もありました。
ただし、スクと比較すると品数は半分以下でしょうか。
レストランの屋外席からはスイート宿泊者専用プールが見えます。
レストラン「SUKU」スクでの朝食
コンラッドバリの朝食会場はスクです。
こちらのレストランはコンラッドバリのメインプールの目の前にあり、朝食時間帯はかなり混雑していました。
屋外の席もたくさんありますが、時間によっては日が当たるので場所選びは重要かもしれません。
私は屋内席で朝食をいただきました。
こちらでも私が好きなエッグベネディクトを注文しました。多分たまたまですがこちらの方が卵が大きくソースもたっぷりでした。
やはりスクの方が料理の種類も豊富でいいですね。
日替わりで凄く手の込んだ料理が提供されていました。この日はChicken Wellingtonという料理でガーリックチキンのパイ包み焼きでした。食べ応えもあり美味しかったです。
ヒルトンではこういうのは出てこないのでやはり違いを感じますね。
フルーツコーナーがゴージャスで、ディスプレイも素敵だし一つ一つのカットが大きかったので大満足でした。
パンのクオリティーも高かったです。
キッズコーナーにも見えたのですが、デザートが並んでいるコーナー。
しかしどれを取ってもクオリティーが高く、さすがコンラッドと言えると思います。
身近なところで比較すると、コンラッド東京の朝食のクオリティーが非常に残念に思えてきます。
ロビーフロントEASTでのアフタヌーンティー、カクテルタイム
アフタヌーンティーの提供時間は15:00~17:00、カクテルタイムの提供時間は17:00~19:00となっていました。
ロビーラウンジは天井が高くて風通しも良く、長時間くつろいでいられる空間でした。テラス席もありました。
案外きちんとした形で提供されるのだなと感心しました。ちなみにビュッフェは一切ありませんでした。
チョコレートとココナッツのムースとイチゴのムース。ハムチーズサンドイッチとアボカドのフランスパン。
別の日はまた違うケーキやサンドイッチが提供されていました。
アフタヌーンティーが17:00に終わり、17:00からイブニングカクテルが始まるので、アフタヌーンティーを遅めの時間に行くとそのまま続けてイブニングカクテルを楽しむことができます。
カクテルタイムもビュッフェは一切なく、飲み物はメニューから注文する形式です。ちょっとした料理が出されますがどれも一口サイズで量はかなり少ないです。
どこのホテルでもそうですが、アフタヌーンティーの時間帯よりはだいぶ混雑します。
2日目はまた違う料理が提供されました。カクテルタイム時はスタッフの方が料理の説明をしてくれるのですが、マヨネーズの効いた海苔巻きを寿司と紹介してました。
スイカジュースもとても美味しかったです!お酒が飲めない方にはおススメです。
ロビーラウンジのスタッフの方々は顔と名前を覚えていてくれて、2日目からはなんと顔パス!
他のお客さんに対しても同様で、名前を呼んで挨拶していました。そして顔パス!
毎度ルームナンバーの確認とか面倒くさいので私はこういう方が好きです。
コンラッドバリその他
コンラッドバリと言えばやはりプールがあげられるでしょう。ヒルトンバリよりもさらに広いです。
敷地内に占めるプールの面積がかなり大きいように思います。
建物の周りをプールが囲んでいるような印象です。
結婚式を挙げられるチャペルもありました。
形状も素敵ですね。
自由に中に入って見学はできないようなので外から眺めました。
私が宿泊したオーシャンフロントのお部屋の外観です。バルコニーが無いに等しいことは本当に悔やまれます・・・。
敷地内を歩くだけでもけっこうな運動になりました。
スイート棟の敷地内は滝のようになっている場所もありました。
次回は是非こちら側にも宿泊してみたいですね。
アップグレードについて
今回はヒルトンの公式サイトから宿泊日の約3週間前に5泊分を196,000ポイントでスタンダードルームの予約を取りました。もし普通にお支払いする場合は、5泊分の宿泊料金は税サ込で14,690,610IDR(約135,300円)でした。
宿泊日の3日前にアップグレードのお知らせメールが届き、オーシャンフロントのお部屋にアップグレードされました。当日までにもう一回くらい画面が変化するかなと何度もチェックしたのですが、結局変化せずでした。
デラックスルームのオーシャンフロントの宿泊料金は5泊で税サ込18,052,898IDR(約166,300円)でしたので金額的にも3万円くらいのアップグレードになりました。今回は196,000ポイント使用していますので、ポイント価値としては1ポイント1円にも届きませんでした。
宿泊してみた感想
五つ星としての高級ホテルの威厳はしっかり保てているなと感じました。日常的な敷地内の清掃もかなりまめに行われていました。
直前にヒルトンバリに宿泊していたのですが、建物や部屋、おもてなし、レストラン等どれを取っても違いましたね。
レストランでの朝食時もスタッフの方々はよく声をかけて下さって、飲み物ご用意しましょうか等気を使って下さいました。
最初のコーヒーorティーを断ったのですが、食事中にテーブルに飲み物が無いとたくさんのスタッフが声を掛けてきました。
中には一度断ったけどちょっとしたらまた来て、ジュースや水はどうですか?と聞いてくれるスタッフもいました。
ロビーラウンジでの顔パスも良かったです!
バリ島のホテルではみずみずしくて美味しいフルーツにはなかなか出会わなかったのですが、コンラッドバリはフルーツがとても美味しかったです。
プールも大きくて家族連れの姿もたくさん見受けられましたがそんなにガヤガヤした雰囲気ではなく客層もややお上品な感じがしました。
また、ダイヤモンド会員の特典としては常に利用できるラウンジは無く、アフタヌーンティーとイブニングカクテル時のみのロビーラウンジでのサービスというのはイメージと違っており、ちょっと喉が渇いた時に利用できなかったのが少し不便でした。
スイート棟のラウンジが使えるとかスイート専用プールが使えるとかのスタッフの説明も無く、また案内にも記載がありませんでした。
レイトチェックアウトは15:00まで可能だそうです。
ヒルトンバリとは違い歩いて行ける場所には色々お店もあったし、コンビニもすぐのところにあったので助かりました。
ヒルトンバリではあまり見かけなかったのですが、コンラッドバリは日本人のお客さんがわりと多かった気がしました。
ロビーラウンジでも日本語を話しているお客さんを何組か見かけましたし、スタッフが少しだけ日本語をしゃべれるとか、レストランに巻き寿司があるとか。
なにも言わなくても声を掛けてくれてお世話してくれるような雰囲気だし、日本人が好みそうなおもてなし感を感じました。
ただ、まだまだ日本人は少ないのでしょう。レストランで日本語のメニューが出て来たとか、日本語が普通に話せるスタッフがいたとかいうのを他のブログで見かけますが、そういうのは無かったですね。
アクセスもホテル客室数の規模もあまり変わらないので、コンラッドバリとヒルトンバリどっちにしようかなと迷う方も多いかもしれませんが、海の眺めを楽しみたいなら断然ヒルトンバリがいいですね。コンラッドバリにはどの部屋に宿泊しても絶景のビューは無いです。
ヒルトンバリは全15階の高層。コンラッドバリは全4階の低層です。
ただ、やはりホテル自体はコンラッドバリの方がいいので全体としてホテルステイの満足感を味わいたいならコンラッドバリがおススメですかね。
あと、プールもコンラッドの方が広くていいと思いました。
最後までご覧いただきありがとうございました。2022年7月時点での宿泊ブログになりますが、少しでもご参考になれば幸いです。
ヒルトンバリの情報が気になる方は下のリンクからご覧になって見て下さい。