ヒルトンガーデンインバリ宿泊記【バリ島ングラ・ライ国際空港近くのヒルトン系ホテル】

ヒルトン系ホテル

今回はしばらくバリ島でゆっくり過ごすために、久しぶりにインドネシアに入国しました。到着が夕方以降になる予定だったので、到着当日はヒルトンガーデンインバリに1泊しようとこちらにやって来ました。

2022年7月現在の観光目的でのインドネシア入国の際は以前と違い、空港到着後、入国手続き前に到着ビザを取得する必要があります。空港到着後、勝手がわからずドキドキしながらみんなが行く方向に付いて行くと自然とアライバルビザ取得のカウンターに並ぶことができました。

パスポートを渡したら、クレジットカードはありますか?と聞かれたので愛用しているヒルトンアメックスプレミアムカードを差し出したのですが、なんとアメックスは使えないとのこと。予備で持ってきたプライオリティパス目的で作った楽天プレミアムVISAカードで決済することができました。

費用は500,000IDR(約4,500円)。日本円でも支払えたようで価格表によれば4,900円、ドルなら35ドル(約4,700円)と記載されていました。円の現金かクレジットカードしかない私にとってはクレジットカードの外貨決済手数料を入れてもIDRで決済の方がよかったと思います。

その他、現地simカードは地元で一番メジャーなTELKOMSELという会社のもので30日間国内通話無料、通信は25ギガまでで350,000IDR(約3,200円)のものを購入しました。

一番安いプランが250,000IDR(約2,300円)だったのでそれを買おうと思いカウンターに行ったところ、本当かウソか怪しい感じがしたのですが売り切れと言われました。そんなことあるんでしょうか・・・。

とりあえず無事に入国後は空港出口にヒルトンガーデンインバリのシャトルバスの案内人が見つからずしばらく行ったり来たりしていたのですが、30分待っても見つからなかったので思い切ってホテルに直接電話をかけました。

高いので少し迷いながらも先ほど買ったsimカードが早速役に立ちました!このsimカード、結果的にはホテルのWi-Fiが使い物にならなかったりで滞在中はかなり重宝しました。

そしてホテルに電話してみて初めてわかったのですが、なんとシャトルバスサービスは現在やっていないそうです・・・。

それならばしょうがないとGrabを開いて価格をチェックしてみると空港からわずか1kmの距離で113,000IDR(約1,000円)!

このままオーダーするのもなんか悔しいので結局歩いて行くことにしました。

結果歩いて無事にたどり着いたのですが、他人には決しておススメできるような行程ではありませんでした。

第一に空港から数百メートルはそもそも歩道がありません。歩道も無く車の交通量が多い中で車道を歩くことになり、さらに横断歩道も無い道を何度か渡ることになります。

やっと歩道を歩き始めても狭くて暗い道をずっと歩きます。そして歩道が陥没して大きな穴が開いている部分もありました。

こんなところを歩く人は多分いないのでしょう。治安と言う意味では、歩いて行く途中で誰とも一切すれ違わなかったので危険な感じはしませんでした。

しかし、男性の一人旅ならチャレンジしてみてもいいのですが、年配の方や子供や女性を連れて行くことは現実的ではないと思います。

到着~チェックイン

いろいろ大変な感じだったのですが夜8時前くらいにようやくホテルに辿り着きました。

第一印象は、一泊5,000円程度のホテルにしては造りがしっかりした印象です!

フロントはエントランスを入ってすぐ右側になり、2人態勢でチェックインの出迎えをしていました。

チェックイン時の説明はシンプルで朝食の時間とチェックアウトの時間の案内、そして部屋への行き方の案内のみでした。案内用紙もありませんでした。

明日の予定は少しゆっくりなのでレイトチェックアウトできるか聞いてみたところ、何時にチェックアウトしたいか聞かれたので午後2時でお願いしました。最長で何時まで可能なのかは不明です。

それからヒルトンオナーズのダイヤモンド会員の特典はプレミアムWi-Fiで、聞いたらパスワードを教えてもらえました。

当然、朝食無料やミネラルウォーターも付くのですが、シルバー会員やゴールド会員でも受けられる特典を除くとダイヤモンド会員のみの特典はプレミアムWi-Fiだけのような気がします。

フロントの奥は広々とした空間になっておりとても開放的な印象です。

休憩できるソファーがたくさん設置されていました。

二階から見た1階部分の様子です。

テラス席もいい感じです!

ルームキーを受け取ってさっそく部屋に向かいました。

廊下はとてもいい香りがしました。

今回アサインされたのは2階のキングルームプールビューです。

お部屋の紹介

ドアを開けると最初に見えて来る様子はこんな感じです。

東南アジアはフロアがカーペットではない仕様が多いですね。

それなりに広く、そしてシンプルな印象ですが良い意味で1泊5,000円程度で宿泊できるホテルには見えません。

天井が高く窓も大きいので実際の広さより広く感じるのではないでしょうか。

部屋に入ってすぐ手前左側にはクローゼットがありました。

中にはハンガーとアイロン、アイロン台、スリッパとセーフティボックスが入っていました。

その先には巨大な鏡が設置されていました。

荷物置き場も広々、引き出しは空なのでたっぷり収納もできます。

デスクはかなりワイドで幅は2m以上あったと思います。キングサイズのベッドより幅が大きかったです。テレビは28インチくらいのサムソン製でした。

デスクの上には電気ケトルとコーヒーカップ。

紅茶とクリーム、砂糖。コーヒーはありませんでした。

紅茶は香りがいいという感じはしないのですが味が濃くて意外に美味しかったです。

デスクの左下の方にあった冷蔵庫。

ベッドはキングサイズで大きい枕も4つあり2人でもゆったりすることができそうです。

ベッド脇のサイドテーブルには電話機とコンセント、テレビリモコンが置かれていました。

コンセントは日本から持ってきたものがそのまま使えました。ただし、形状が少し違うのでゆるくて外れてきてしまうので注意が必要です。

丸テーブルはないのに椅子だけドーンと置いてありました。

ベッド側から見た部屋の様子。

トイレ・バスは同じ空間にあり、浴槽は付いていませんでした。ウォシュレットは手動タイプです。

日本のホテルではあまり見ない全体的に石造りタイプのバスルームです。個人的にはかなり気に入りました。

シャワーの水圧は弱かったですが、お湯はちゃんと出ました。

シャワー室から見たトイレスペースの様子。

洗面台にはミネラルウォーターとシャンプー・コンディショナー・シャワージェル、そしてBOXティッシュが置かれていました。

ただしそれ以外のアメニティは一切ありませんでした。歯ブラシやクシや綿棒、カミソリ等は用意されていないのですね。

瓶栓タイプのミネラルウォーターを開ける際は、洗面台の右端の方に栓抜きがネジ止めされていて、それを使って開けることができました。

下方にはタオル類と予備のトイレットペーパーが置いてありました。

部屋からの眺めは名称通りのプールビューですが、木が生い茂って少し邪魔をする感じです。階層や部屋の位置でだいぶ印象が変わるかもしれません。

窓から見える景色右側。

窓から見える景色左側。

翌日の朝に再度写真撮影したもの。

夜よりは昼間の方がいい感じです。

レストランでの食事

ガーデンインバリの建物の中央にあるレストラン。明るく開放的な空間で食事を取ることができます。

到着が遅かったのですが、入り口に夜10:00まで営業しているとの記載がありましたので晩御飯はこちらでいただくことにしました。と言うか他に選択肢がありませんでした。

取り扱いのメニューはたくさんありましたが写真が無いのでものによってはどんな食べ物なのか想像もつかない料理もありました。

無難にナシゴレンを注文。税サ込で77,000IDR(約690円)は安い!!

味もしっかりしており美味しかったです。

カルボナーラも同じ金額で超濃厚で美味しかったです。

水くらい一緒に出て来るかなと思ったのですがまさかの何も無しだったので追加でゼロコーラを注文しました。税サ込で37,000IDR(約330円)。料理に比べると少し高い気はしますが、日本のヒルトンホテルで頼むと1,000円くらい取られたりもしますのでこの価格でもじゅうぶん安いと思います。

翌朝の朝食もこちらのレストランでいただきました。朝食へは朝の9時ちょっと前に行ったのですがほぼ満席でした。

係りの人は案内してくれなかったので、入り口で部屋番号のチェックをしたら空いている席を自分で探して確保します。

料理の種類は少なく、温かい料理はスチームライスと焼きビーフン?(fried vemicelliと書いてありました)、ゆで野菜、鶏肉煮、キッシュ、おかゆ等がありましたが、これでほぼ全種類です。

サラダコーナーのレタスはそれなりに新鮮でした。

ドレッシングは4種類。

左上のプレートにTHANK YOUと書いてあるフルーツタルトは上級会員のサービスだそうです。

後から取って来たグァバジュース。

これもちょっと気になったので後から取って来たツナが乗ったパン。

フルーツは三種類。パパイヤとスイカとメロン。フルーツは美味しくなかったです(むしろまずかった・・・)。南の国なのにフルーツが美味しくないってそんなことあるんでしょうか?それって私の偏見ですかね。

お腹一杯だったので食べられませんでしたがケーキ類も3種類置いてありました。

ヨーグルトは2種類でプレーンとフレーバー。どんな味なのか気になりましたがこちらもお腹一杯なのであきらめました。

パンはクロワッサンや食パン等。

最後にコーヒーを飲もうと思ったらコーヒーマシンが動かなかったのでスタッフを呼びました。コーヒー豆を補充してくれてこれで大丈夫だからという様子で、どうぞ押して下さいと促されたのですが作動せず。

今度は廃棄ボックスが満杯になっていたのでそれを捨ててもらって再チャレンジしましたがまたもや作動せず。

スタッフの方が電源のオンオフやしまいには機械を叩いて刺激を与えてみたりでいろいろ試したにもかかわらず結局作動せず。

席まで持って行くから待ってて下さいと言われ待つこと10分、結局は普通にドリップされたコーヒーが届きました(笑)

マシンではなく手動でドリップしたコーヒーなので美味しかったです!

朝食の全体的な感想として正直に話すと、食べ物の味のレベルは低いですね。どれを取ってもあまり美味しくありませんでした・・・。

アップグレードについて

今回は公式アプリで5,000ポイントを使用して予約しました。こんなに少ないポイント数で宿泊できるホテルがあるなんて驚きです。日本では最近だとヒルトン成田で22,000ポイント~と少しずつ高くなってきているので、溜まってしまっているポイントの消化は海外でするのが良いかもしれません。

公式アプリからポイントで一番ベーシックなキングゲストルームを予約。宿泊3日前の15時にアップグレードのお知らせメールが届きました。アプリを確認するとキングルームプールビューにアップグレードされていました。

ポイント利用ではない場合のキングゲストルームの宿泊料金は税サ込で569,003IDR(約5,100円)、キングゲストルームプールビューは税サ込で682,803IDR(約6,100円)でした。

宿泊してみての感想

まずアクセスなんですが、空港~ホテル行きはGrabやタクシー利用又は徒歩いずれにしても空港から近い割にはやや難があると感じました。Grabバイクだと10分の1くらいの料金で利用することができたのですが荷物が載せられないためこれも利用しづらいですね。

税金なのか空港利用料なのか、ただ単に足元を見ているのかはわかりませんがとにかく金額に見合わないと感じました。

ホテル内のことに関しては、さすがバリ!もちろん海沿いのそれなりのリゾートホテルと比較するとだいぶ物足りないですが、この金額のホテルでそれなりにリゾート感が味わえるところはとても良いと感じました。

吹き抜けで開放的な空間になっているレストランや、眺めるだけでも素敵な感じのプールも良かったです。

一方でヒルトンオナーズの上級会員特典を受けるという意味ではあまりメリットが無いかもしれません。

それとホテル近くにお店はありません。ちなみに館内のショップは閉鎖中なのでちょっとした食べ物や飲み物を買うことはできません。

ホテルから約500m~600m歩くとガソリンスタンドがあり、その敷地内にコンビニがありました。

レストランは安価できちんとしたものが食べられるのでかなりおススメできるのですが、上級会員だからといって割引も無く、部屋付けも不可だったのが少し残念なところです。(※後日、帰国時にも再度ガーデンインバリを利用したのですが、その際は25%割引が入りました。フロントでも案内されなかったし、当時レストランで対応してくれたスタッフも案内してくれませんでした・・・)

客室内には利用ガイドのような冊子も置いていなかったのでルームサービスがあるのかどうかも不明です。(※後日、再度利用した際は部屋にちゃんとQRコードが置かれていました。ルームサービスはレストランのメニューと内容も価格も同じでした)

ちょっと不便だった点は、Wi-Fiが終日弱かったことです。通信できないわけではないのですが遅いし中断されることもしばしばでした。

朝食の満足度はあまり高くありませんでしたが、5,000ポイントで宿泊できるホテルと考えるとじゅうぶん納得できるレベルです。

外国人の入国を受け入れる国の体制は緩和されて来ましたが、各ホテルのサービスを平常通りに戻すということがまだまだ遅れているようです。

シャトルバスの運行がストップしていること。館内のショップが閉店していること。この2つは特に不便な点だと思いました。

喉が渇く度にレストランでソフトドリンクに330円支払うのはちょっと気が引けます。

なるべく早くサービスの再開がされることを祈ります。

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