2022年9月に結婚記念日と誕生日のお祝いを兼ねて、ヒルトンアメックスプレミアムカードでいただいたウィークエンド無料宿泊特典を利用して宿泊して来ました!
LXR Hotels&Resorts ROKU KYOTOは日本国内最高級のヒルトン系ホテルで、開業からちょうど一年経過しましたが、なかなか行くことが出来ずに前からずっと気になっていました。
ROKU KYOTOの基本情報・アクセス
名称 | ROKU KYOTO LXR Hotels&Resorts ロク京都 |
住所等 | 〒603-8451 京都府京都市北区衣笠鏡石町44-1 TEL: 075-320-0111 |
開業 | 2021年9月 |
客室数 | 114室 |
駐車場 | 44台有り(無料) |
公式ホームページ | https://www.rokukyoto.com/ |
ロク京都までのアクセス方法で一番おススメなのは自家用車やタクシーで行くことなのですが、その場合はJR京都駅から約9km、時間にすると約30分です。
Japan Taxiの料金検索では9.2km、3,580円と検索結果が出てきましたのでおおよその金額の目安になるかと思います。
それ以外ですと電車とバスを併用し、最寄りのバス停から更に徒歩15分と順調に行けても40分、待ち時間などを考慮すると更に時間がかかると思われますので決してアクセス良好とは言えない場所です。
宿泊予定日の10日前にホテルからメールが入り、内容は各種事前案内が記載されていました。その中で、無料シャトルバスの用意は無い旨と、もし希望する場合は有料の送迎サービスを用意できるので、その場合は連絡を下さいとのこと。
到着~チェックイン
15:00頃に自家用車で訪れたのですが、たどり着くまでの道のりは普通の住宅街を通り抜けて行くので、看板が出て来るまで本当にここでいいのかなと少し不安になりました。
ROKU KYOTOと表示されている看板を見つけて敷地内に入り奥の方まで進むとスタッフの方が誘導してくださいました。
ホテル入り口で一旦停止し荷物をあずけて少し先の駐車場まで進み駐車後また入り口に戻るのですが、ほんの100mくらいの距離をスタッフの方がバギーで送迎してくれました。
到着からチェックインの手続きまで一連の流れはスタッフ同士で連携しかなりスムーズに案内ができていたと思います。
ホテルエントランスは控えめな印象ですが、落ち着きがあり、洗練された雰囲気が漂います。
スタッフの方々が常に待機していて、車の誘導、バギーの手配、荷物預かり、建物内への誘導と手際良く連携されていました。
お忙しい中に申し訳なかったのですが、写真を撮ろうとするとさりげなく外してくれたりと心遣いも感じることができました。
建物内に入ると応接セットが4つあり、こちらでチェックイン手続きを行います。
木の香りが漂い心地の良い空間です。
席に着くとすぐに運ばれて来たウェルカムドリンク。
この空間だけでも居心地が良いのでもう少しゆっくりしたい気持ちにさえなりました。
簡単にホテルの説明を受け、案内用紙とルームキーを受け取り、その後はそのままお部屋までスタッフの方が案内してくれました。
今回アサインされたお部屋は4階の端の方にあるお部屋だったのですが、スタッフの方のご提案でわざと遠回りしてホテル敷地内の様子が見えるようなコースで部屋まで連れて行ってもらうことになりました。
水に映り込む木々や建物の姿もさりげなく演出された感じです。
台風の翌日だったにも関わらず水面にはほとんど落ち葉が浮いていませんでした。
さすが自信を持って案内できるだけあって、ホテル内の手入れが行き届いていてかなり好印象ですね。
廊下も落ち着いたBGMが流れ、木の香りで癒されます。
ホテル内をほぼ一周するような形でお部屋に到着しました。それなりに歩いたと思うのですが、それを全く感じさせないくらいホテル敷地内の様子が素晴らしかったです。
客室はL字型に配置されているのですが、私が宿泊したお部屋は右の端の方に位置するプレミアデラックスルームです。
プレミアデラックスルームツインのお部屋紹介
ホテル全体の雰囲気と変わらず木の温もりが感じられる落ち着いた雰囲気のお部屋です。
右側にベッドが配置され、窓際には部屋の幅とほぼ同じくらいの大型のソファーが!
間接照明が多用されることにより素敵に見えます。
壁には大型の壁掛けテレビ。
テーブルと椅子、ミニバーも統一感があり素晴らしいです。
どの角度から見てもいいですね!
ツインベッドはそれぞれ幅も十分でマットが分厚くかなり快適に眠ることができました。
ベッドサイドにはスイッチ類や時計、ティッシュBOXにBALMUDAのBluetoothスピーカー。
スイッチを押すと照明も点灯し、重低音までかなり音質が良かったです。
端の方にある部屋なので窓にはぼかしがありません。
右側に見えるのは他の客室なのですが、お互いに部屋内が見えないようにうまく設計されていました。
最初は位置的にどうなのかなと心配しましたがむしろ当たりかもしれません。
せっかく窓が大きいのに他の部屋は下部にぼかしが入っていてここの部屋とは少し違うようです。
窓際から見たホテル敷地内の様子。
ソファーに横になるとこのような感じで景色を楽しむことができます。
逆側はその他の客室が並んでいますが向こう側に宿泊されているお客さんが窓際の端に立って覗き込まない限りお互いに見えないようになっています。
それにしても大きいソファーです。両端で人が横になっても大丈夫です。
重量感のある丸テーブルにはメッセージカードとウェルカムギフトが置いてありました。
誕生日に利用と告げていたのでお祝いのメッセージカード。お誕生日なのでフルーツをどうぞとのことでブドウは部屋に入室したちょっと後にわざわざ冷えた状態のものを運んで来て下さいました。
左の写真はウェルカムギフトで京のあられ専門店「ゆりやいっぷく」の京の素材あられ3種入りです。
右の写真は箱の内部に、特別な日のお祝いにROKU KYOTOをご利用いただき誠にありがとうございますとメッセージが入っていたので通常は提供されないものかもしれませんが、明治26年創業の「京菓子司 末富」のうすべにと言うお菓子だそうです。
ミニバーにはお酒とセットになったお菓子とコーヒーマシン、瓶タイプのミネラルウォーター等が置かれていました。
有料ではありますがこのような感じでディスプレイされているとお酒好きの方はついつい飲みたくなってしまうのではないでしょうか。
カップやお茶のセット、ミネラルウォーターとコーヒーマシン。
引き出しを開けるとコーヒーカプセルや紅茶、お茶が入っていました。
プレート類とグラスも入っていました。
冷蔵庫の中身は全て有料です。あまり利用されないためでしょうか、ジュース類の瓶のラベルが剥がれてしまっていました。これは交換しておいた方がいいですね。。
浴室はクールな印象です。
それほど広くはないですが、ちゃんと2人同時に使用できる仕様です。
アメニティはVOTARY。
バスソルトとマウスウォッシュはROKU KYOTOの専用パッケージ。
こんなにしっかりした歯ブラシは初めて見ました。
ドライヤーはレプロナイザーの最高級クラス7Dplus!
浴槽はいかにも温泉が出て来そうな雰囲気ですが、残念ながら普通のお風呂です。
どうしても客室で温泉に入りたい方は1階のガーデンデラックスルームを予約しましょう。
洗い場も広く、シャワーの水圧も良好で使い勝手は良かったです。
クローゼットは十分な広さがあり、ハンガーにかかっていたバスローブの上質感が半端じゃなかったです。
かなり分厚く寒い日でも使えるようになっているのだと思います。プールで皆さん着用してました。
レストランTENJINでの朝食
ROKU KYOTOのレストランは公式ホームページではオールデイダイニング、シェフズテーブル、ザ バーと3つに分けて紹介されていますが全て同じ空間です。
朝食時はメインディッシュを1つ選んで、あとはビュッフェになっていました。
メインはオムレツ、フライドエッグ、エッグベネディクト、ジャパニーズプレート、ベジタリアンプレート、モーニングリブステーキ(追加1,265円)の中から1つを選択します。
ビュッフェは品数はかなり少ないですが上質なものが提供されていました。
シーフードのマリネ、ごぼうサラダ、檸檬チキン、茸のマリネ。
スモークサーモン、パストラミハム、花山椒。
フルーツはブドウ、メロン、ピンクグレープフルーツ、パイナップル、密柑、ブルーベリー。
野菜は京水菜をはじめミックスレタスやプチトマト、スプラウト、薬草全等。
コーヒーと紅茶はスタッフの方が席に持って来てくれますが、その他の飲み物はフレッシュオレンジジュースとハーブ水、自家製トマトジュース、グリーンベジタブルジュースです。
パンもクロワッサンをはじめ、パンオショコラ、プティフランス、カレーパン等がありました
私は初日はエッグベネディクト、2日目はプレーンオムレツを注文しました。
ビュッフェに関しては細部に渡り2日間全く同じ内容でした(苦笑)
連泊するお客さんは少ないのでしょうか。。
レストランTENJINでのディナー、HPCJ誕生日特典のバースデーケーキ
ディナーは「麓-ROKU-」というコース料理をいただきました。
レストランTENJINの夜はまた雰囲気が変わり素敵な空間です。
最初に出て来たのはイカのアミューズ。存在感のある器に入って運ばれて来ましたがほぼ一口サイズです。
2品目はシマアジ、柿と山羊のチーズ。
シマアジが大きめにカットされていてしっかりとした噛み応えを楽しむことができました。
酸味の効いたソースと、みずみずしくて甘さ控えめの柿がさっぱりしていて良く合います。
生ハムと茸が添えられた卵黄入りマッシュルームのスープ。
私は元々キノコのスープが大好きなのですが、濃厚でかなり深い味わいで気に入りました。
この時にパンが一緒に出てきました。
パンは朝食時に提供されていたプティフランスと同じものだと思います。
メインの魚料理はアコウを選びました。
スープにムール貝、オリーブ等が入っていて地中海風に仕上げられています。
メインの肉料理は国産牛フィレ肉のグリル(追加料金あり)を選びました。シンプルに焼いたこだわりの農園野菜が添えられており、お肉と合います。
中にイチジクがゴロゴロ入った白餡モンブラン。金箔で飾られていました。
少しお酒が入っているようですが、お酒をほとんど飲めない私でも平気でした。
最後にHPCJの誕生日特典利用のバースデーケーキをいただきました!
お腹がいっぱいでこの場では食べられなかったので後でお部屋に届けてもらいました。
アラカルト以外のコース料理は麓ROKUのみで1人15,180円(税サ込)です。肉のメイン料理で国産牛のフィレ肉を選択して追加1,898円(税サ込)がかかりました。
インルームダイニング
2日間の滞在中、インルームダイニングを1回利用してみました。
注文したのは国産牛リブロースのステーキ重、みそ汁と京都の漬物付き4,807円(税サ込)です。
香ばしいリブロースステーキが何グラムかはわかりませんが、かなりボリュームがありました。ごはんの量も多くこれだけでお腹がいっぱいになりました。
アップグレードについて
今回の予約はヒルトンアメックスプレミアムカードのウィークエンド無料宿泊特典を利用しました。予約は電話予約のみの受付で、予約できる部屋タイプもスタンダードルームのみになります。
宿泊日の4週間前にヒルトン・オナーズ・カスタマーケアにて2泊の予約を取りました。ちなみに同じ日程で有償宿泊の場合、公式サイトからヒルトンオナーズ会員割引で予約すると2泊で157,584円(税サ込)です。
宿泊日3日前のアップグレードメールは来ませんでした。毎回アップグレードメールが来る時と来ない時とあるのですが、どういう基準で3日前アップグレードが行われているのかよくわかりません。
ブランド別、有償宿泊か特典宿泊か等で統一されたルールが見えて来ないので、3日前にアップグレードメールが来るかは単なる気まぐれにしか思えません。
前日の夜8時頃にアプリを確認するとプレミアデラックスルームにアップグレードされていました。
プレミアデラックスルームのヒルトン・オナーズ会員割引価格は190,031円(税サ込)でしたので、ヒルトンアメックスプレミアムカードの年会費66,000円(税込)を支払っても余裕で元が取れました!
サーマルプール
サーマルプールは定員20名の予約制になっていて事前の申し込みが必要です。利用予定は無かったのですが、私が見学させてもらった時には約10名くらいのお客さんが利用中でした。
スタッフの方にお話を聞いたのですが、温泉の温度調整をしつつ夏場と冬場で設定温度を変更したりお客様が快適に過ごせるように配慮しているそうです。
4歳未満のお客さんは利用不可で、4歳以上16歳未満のお客さんは17:00以降は利用できないようになっているとのことです。
夜は控えめではありますがライトアップされているとのことです。
ROKU KYOTOに宿泊してみた感想
今回は2泊3日でこちらのロク京都を利用させていただいたのですが、言うまでもなく大満足の滞在となりました。
全体的によく手入れされたホテル施設にきちんとしたおもてなしで迎えてくれるスタッフの方々の対応は高級ホテルにふさわしい内容だと思いました。
スタッフの方々は経験年数や年齢、国籍もさまざまで個々の対応レベルに差はありますが全般的に良好な状態だと思います。
ロク京都にはエグゼクティブラウンジが無いのですが、プレミアデラックスルームとスイートルーム宿泊者には、ザ バーでシグニチャーカクテルが提供されているそうです。
このサービスはヒルトンオナーズのゴールド会員やダイヤモンド会員がプレミアデラックスルームやスイートルームにアップグレードされたとしても利用できないサービスとなっており、きちんと正規料金を払って予約した宿泊者にとっては大変良いサービスではないかと思います。
ヒルトンホテルやコンラッドホテルで毎回エグゼクティブラウンジが大混雑するようなゴチャゴチャした雰囲気の中でのカクテルタイムは落ち着いて楽しめないことも多いですからね。
ラウンジサービスが無い代わりにヒルトンオナーズのダイヤモンド会員に提供される特典としては、ホテル内で利用できるエクスペリエンスクレジット10,000円(2泊目以降は1日5,000円)が提供されます。
お酒が飲めない私にとってはエクスペリエンスクレジットがとてもありがたかったので、他のヒルトンホテルでもそうならないかなと思ってしまいました!
このホテルはレンタカーや自家用車で行けば周辺の京都観光も容易にできますし、ホテル内に入れば落ち着いた雰囲気でゆっくり過ごすことができますので是非みなさんにもおススメしたいホテルの一つです。
最後までご覧いただきありがとうございました。