2023年9月、横浜みなとみらいについにヒルトンホテル誕生!
開業を楽しみにしていたヒルトン横浜に宿泊して来ました!(2023年12月宿泊)
ヒルトン横浜基本情報・アクセス
名称 | ヒルトン横浜 |
住所 | 〒220-0012 神奈川県横浜市西区みなとみらい6-2-13 TEL:045-641-8000 |
開業 | 2023年9月 |
客室数 | 339室 |
公式サイト | ヒルトン横浜ホームページ |
今回私は車で訪れたのですが、首都高速のみなとみらい出口で降り、そこから距離約1.2km、5分程度でヒルトン横浜までたどり着くことができました。
電車利用の場合、ホテルの公式ホームページによれば、ヒルトン横浜へは横浜駅東口から徒歩約11分、みなとみらい線「新高島駅」4番出口から徒歩約5分と紹介されています。
みなとみらい地区の最北に位置し、周辺の代表的な観光地の赤レンガ倉庫や中華街、山下公園などの主要観光地からは3キロ前後離れているため電車やタクシー等の利用が必要になるかと思います。
空港バス等その他アクセスに関して気になる方は、ヒルトン横浜の公式ホームページでも紹介されていますので是非確認してみて下さい。
アクセス|ヒルトン横浜|ヒルトン・ホテルズ&リゾーツ (hiltonhotels.jp)
到着~チェックイン
新しいヒルトンホテルに泊まれるということで楽しみにしていたのでなるべく早めにチェックインしたいと思っていたのですが、近くの横浜ベイクォーター内にあるレストランで食事をしていたらかなり時間がかかってしまい、結局ホテルに到着したのが15時過ぎになりました。
ヒルトン横浜の駐車場の入り口は2つあり、それぞれP1とP2になるのですがホテル宿泊者用の駐車場はP2になります。
入口にはゲートバーがあり、そこまで車を進めると待機しているスタッフの方が駐車券の受け渡し等対応してくれます。
奥に平置きとボックス型の機械式駐車場があり、特別な事情が無ければ基本的に機械式駐車場に案内されるようです。
入口ゲートでの待機時間と機械式駐車場目の前での待機時間とを合わせると実際に駐車が終わるまで7~8分はかかったと思います。
混雑していたらけっこう時間がかかるかもしれませんね。
ちなみに駐車料金は宿泊者で1泊3,000円。ヒルトンオナーズ会員の割引は有りません。
エレベーターで3階のホテルフロントまで上がるとかなり豪華な印象です!
チェックインカウンターは複数有りましたが、ヒルトンオナーズ会員の専用レーンはありませんでした。
周辺にスタッフは多数いたのですがお声がけもなく、どこに立って並べばいいかもよくわからず数分間半端な状態で待機しました。
その間に他のお客さんも到着し並ぶ位置が曖昧なため抜かされてしまうのではないかとドキドキしてしまいましたが、無事チェックイン手続きが終わりさっそくお部屋に向かいます。
この建物は26階建てになっていて、3階にホテルロビーとレストラン、5階にエグゼクティブラウンジがあり、7階~25階が客室になっているようです。
廊下は幅広でカーペットにはワンポイントで赤色が使われており、ここだけホテルの他の部分とは少し違う感じがします。
照明もそれほど明るくなく、全体的に暗めの印象です。
今回は19階のお部屋になります。
デラックスルーム高層階のお部屋
お部屋に入ると、まだ開業して数か月しか経っていないのでどこもピカピカでとても気持ち良い気分になります!
入ってすぐ左側には分厚い使い捨てスリッパと傘が置いてありました。
その先には大きな鏡とクローゼット。
部屋の内容はヒルトン横浜で最もベーシックなタイプになるデラックスルームですが、かなりしっかりとした印象です。
ベッドはわりと厚く固めなマットレスのセミダブルが2つのツインルームです。
それにしてもベッドのヘッドボードがなんともデラックスな印象を醸し出します。
ベッドとベッドの間にはピカピカの黒い天板が印象的なサイドボード。
Bluetooth対応の小型スピーカーはコンパクトなのにわりといい音が出るので気に入りました。
ネットで4,000円くらいで売っているようなので旅行用に1つ欲しいですね!
コネクティングルームなのでしょうか、デラックスボードのすぐそばには開かない扉がありました。
デラックスなボードの中には食器類や冷蔵庫、コーヒーマシン等が入っていました。
冷蔵庫の中身は空です。
ボードの上には東芝製の壁掛けテレビと瓶のミネラルウォーター。
デスクの上にはホテルのフロントでよく見かける革製のデスクマットやテレビのリモコン、メモ帳等が置いてありました。
置いてある物も色や素材等の統一感があって好印象です。
窓際の椅子と丸テーブルも上質な感じがします。
ウェルカムスイーツは船の形をした小さいもなかが置いてありました。
メッセージカードは宛名も作成者名も無しの単なる印刷物。
浴室もまたピカピカで輝いていました!
シャンプーやコンディショナー、ボディソープは設置式のタイプですが、スキンケアセットや歯ブラシ、マウスウォッシュ、ボディタオル、髭剃り等一通り揃っています。
真南を向いた部屋なので日当たりが良く、日中はかなり暖かくて暖房無しでも暑いくらいでした。
眼下には整備中の公園やアンパンマンミュージアムが見下ろせます。
↑左側を向いた時の景色。
↑右側を向いた時の景色。
ビューははっきり言っていまいちで、夜景もキレイということはありません。
しかし、お部屋はピカピカでとても気に入りました!
少しくつろいでいたら4時半頃になってしまったので次はエグゼクティブラウンジに向かいました。
エグゼクティブラウンジ
ヒルトン横浜のエグゼクティブラウンジは高層階ではなく5階にあり、入り口ドアはエグゼクティブラウンジへのアクセス権を付与されたルームキーをタッチすると開きます。
公式ホームページによれば、洗練され落ち着いた空間でワンランク上のホテルステイを体感できる全102席のラウンジとのこと。
実際に入って見ると確かにある程度の広さがあり座席数も多く、日本国内のヒルトンホテルの中ではかなり規模は大きい方だと思いました。
一番奥の方にコンパクトな空間があり、そこに飲み物やちょっとした食べ物が置いてありました。
大きな冷蔵庫の中には豊富な飲料が納められていました。
ソフトドリンクはコーラや炭酸水等の定番のドリンクの他に、横浜サイダーやみかんサイダー、湘南ゴールドサイダーがありました。
食べ物は少ないですが、アルコールやソフトドリンク等の飲み物はかなり豊富です。
この日に置いてあったはフルーツグミ、ドリトス、ゼリービーンズとマシュマロ、ドーナツでした。
可愛らしく選ぶのも楽しいドーナツ。
冷蔵庫の飲み物以外にはコーヒー、紅茶、ミルク等が置いてありました。
30分後にはカクテルタイムに突入するので軽めにいくつかいただいてみました。
カクテルタイム時は複数組で子供の姿が見られましたが、それほど騒がしい雰囲気でもなくラウンジ内の収容人数にも余裕があり、やはりそれなりに快適に過ごすことができました。
カクテルタイムになるとスタッフの方がテーブルに雰囲気の良い照明を置いてくれます。
先ほどの奥のスペースにアルコールが並べられ場内も混雑してきました。
食べ物は相変わらず少ないですが、チーズ、ピクルス、オリーブ、ハム、甘いポップコーン、ナッツ類、パンが追加されました。
夕食にするにはあまりにも物足りな過ぎるので、飲み物メインとして考えておいた方が良さそうな内容です。
しかし、都内のヒルトン系ホテルのように満席で隣との距離も近く落ち着かない雰囲気とは違い、比較的ゆったりと過ごすことができます。
しかもヒルトン横浜エグゼクティブラウンジのカクテルタイムは17時~20時と3時間です!!
朝食も営業しているのですが、聞いたところ内容はやはり3階のレストランの方が充実しているのでそちらがおススメだそうです。
オールデイダイニングパレードの朝食
ヒルトン横浜の朝食会場は建物3階にある「オールデイダイニングパレード」です。
朝食の営業時間は朝7:00~10:00(ラストオーダー9:30)。
この日は8:30頃に訪れたのですが、順番待ちは無くすんなり入ることができました。
レストラン入口から係りの方が席まで案内してくれるのですが、ヒルトンオナーズ会員の優先レーンや会員種別の表示は特にありませんでした。
ビュッフェコーナーのスペースはそれほど広くなく、提供されている食べ物の種類も多くはない印象です。
料理を取って一旦席に戻ろうとすると、私が案内されていた席に違うお客さんが座ってしまうというトラブルが発生しました。
入り口で待機している係り員の方がその都度レストランに入るお客さんを席まで案内していたので、お客さんが勝手に入って来て使用中の席に座るということは無いと思うのですが、連携ミスでしょうか。
エッグステーションはオムレツ専門で、目玉焼きやスクランブルエッグはベーコンやソーセージと一緒のこちらのコーナーに予め準備されていました。
作り置きの目玉焼きは卵も小さくあまり美味しそうに見えなかったので、念のため目玉焼きを作ってもらえるのかどうか聞いてみたところ、あっさりお断わりされてしまいました。
作り置きですが、エッグベネディクトもあります!
サーモン入りのものを一ついただきましたが美味しかったです!
生野菜は少なめですが、サラダ類はかなり豊富です。
ハム類。
チーズ類。
納豆や玉子焼きをはじめとした和食もあります。
シューマイ等、中華風のものも少しだけありました。
フルーツ類。
ヨーグルト等。
パン類はクロワッサンやトーストをはじめ、ワッフルやパンケーキもありました。
アップルジュース、オレンジジュース、グレープジュース、トマトジュース等の各種ドリンク。
こんな感じでいただいてみました。
テーブルに予めセットされているカップがあるのに、スタッフの方から飲み物を聞かれることは一度もありませんでした。
開業から3か月程度ということで、朝食会場ではオペレーションやそれぞれのスタッフの個人的対応スキルがまだ成熟されていない部分を感じてしまいました。
9:30からは順次食べ物が片付けられるということで事前に案内があり、9:30を過ぎるとビュッフェ台から次々と食べ物が下げられて行き、撤収作業は手際よくすごく速い印象でした(笑)。
食べ物に関して、種類は多くはありませんが質は国内のヒルトンホテルの中ではそれなりに良い方だと感じました。
アップグレードについて
今回は最安値のデラックスルームを予約して、宿泊日の3日前の午後3時にアップグレードメールが届きました。
アプリを確認すると表示はデラックスルーム高層階。
宿泊料金が近辺の日付では最安値に設定されており、当日予約でも値段はそのままで全ての客室が予約可能になっている状況でした。
宿泊した際のホテル内の状況からも稼働率は低かったと思うのですが、当日チェックイン時にもそれ以上のアップグレードは無く、ビューもあまりよくない南側向きのデラックスルームがアサインされました。
今までいろいろなヒルトンホテルに泊まって来ましたが、今回はその中でも最も寂しいアップグレードでした(笑)。
泊まってみた感想
観光したい場合の立地は決して良くないのですが、ヒルトン横浜はとくかくハードが素晴らしいホテルだと思いました。
ロビーフロアや客室はもちろん、エグゼクティブラウンジも快適に過ごせる空間になっていて滞在の満足度は高いと思います。
ヒルトンオナーズのゴールド会員やダイヤモンド会員が受けられる特典としては、やや控えめな対応がされている印象ですので過度な期待はしない方が良さそうです。
ダイヤモンド会員として受けられた特典はオールデイダイニングパレードでの朝食、エグゼクティブラウンジの利用、プレミアムWi-Fi、高層階へのお部屋のアップグレード、レイトチェックアウト(14時まで)でした。
宿泊価格の設定は案外抑えられている割には駐車場料金が1泊3,000円というのは周辺の相場を考えても高過ぎると感じました。
ヒルトン横浜の宿泊価格に1万5千円くらい足せばインターコンチネンタルPier8、ヒルトン横浜より6,7千円くらい安く宿泊できるグランドインターコンチネンタルヨコハマもありますので、その中間として考えるとちょうどいいホテルだと思います。
以前宿泊したことがあるのですが、ハイアットリージェンシー横浜と価格帯的には同じくらいだったと思います。
私にとってはインターコンチネンタルアンバサダー更新でIHG ONE Rewardsのダイヤモンド会員の維持ができなくなった今、ヒルトン横浜の存在は今後大きくなるかもしれません。
宿泊価格も安い方だし、これで運用面が成熟されて来ればかなり素晴らしいホテルになると思うので、今後に期待が高まります!